archive: 2009年08月  1/1

指し値のお作法6

次にありそうなケースが、あなたが指し値をすると言うことは、他の人もその価格で購入することができるということです。そうすると1,000万円の物件を100万円値切っているとすれば、他の人も900万円でその物件を手に入れるチャンスがあります。仮にこの物件をあなた以外が狙っている良い物件だとすれば、「私は920万円で買う」とか、「私は現金で買う」というような、あなたよりも良いオファーを出された瞬間に、この物件はあなたの...

指し値のお作法5

さて、指し値の概要をおはなししたところで、今度は逆の一面をお話ししたいと思います。実は、指し値は諸刃の剣です。諸刃とはどういうことかというと、指し値をすることでその物件を手に入れる可能性を下げるということです。確かに安く買えることはいいことなのですが、物件自体が手に入らなければ、指し値も徒労に終わってしまいます。先日も書いたように、売り主は所有する物件を1万円でも高く売りたいと思っています。定価が...

指し値のお作法4

指し値をかけるタイミングですが、基本的に銀行に融資の審査を依頼する前にしなくてはいけません。まず価格を決定しておいてから、融資の承諾を受け、その金額で決済するという流れです。売り主も承認した、銀行も融資の承認をしたという状況で、買い主が途中から色気を出して、「やっぱりもう少し安くならないかな!」と、無邪気に後出し指し値をして、売り主が怒って売買を取り消したという話を聞きますが、これは業者にも銀行に...

指し値のお作法3

そんな自信のない価格設定だからこそ、不動産物件の金額には交渉の余地が出てきます。長い間売れていない物件(晒し物件といいます)については、「1,000万円では買わないけど、100万円値切ってくれるなら現金で買うよ」などと言えば、意外にもあっさりと決着がつくことが少なくありません。物件に何か気になる点がある時も、少々の指し値は利く場合があります。例えば売買の時点で空室引き渡しの場合、1,2ヶ月分の家賃保証をして...

指し値のお作法2

もうひとつ重要なポイントとして挙げられるのは、「実は不動産には定価というものがない」という点です。なんとなくリストプライスで取引をすることになれてしまっている私たちにとっては気がつきにくいのですが、売り主側も「いったいいくらで売ればいいのだろうか」と常に悩んでいるのです。多くの場合は、周りの取引事例や相場を見て価格をとりあえず設定しています。そのとりあえず設定した価格でチラシを打ち、業者やエンドユ...