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2008

お金が残るロジック

1馬力ではなく、何馬力も持っている人を金持ちというわけなのですが、金持ちには更なる特典が待っています。それは経費を計上できるという点です。当時の私をはじめ、一般のサラリーマンにはこういう考え方はあまりないと思うのですが、左側で紹介しているお金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門の中で紹介されているように、利益=お金を残すためには、収入をあげることに加えて、費用を下げる必要もあるのです

当たり前だと思われる方も多いと思いますが、例えばあなたはお持ちのクルマに年間いくらかかっていますか?5年乗るとして300万円の車両であれば、(5年後の残存価値を考慮しないとして)月5万円ですよね。他にも駐車場代や保険代、ガソリン代や高速代など含めると年間数十万円から百万円を超えるお金が出て行っているわけです。費用をサラリーマンは不利なロジックで払わされています

しかし、不動産経営でも事業として営んでいる限り、遠くの物件を見に行ったり、お金を借りに行くための交渉などの理由で上の例で言えば自動車にかかる費用を経費として計上することができます。

サラリーマンの場合、1,000万円の収入があれば、若干の控除をされてから税金を支払います。それでいわゆる手取り収入が600万円程度になってしまいますよね。そこから例えば自動車などの費用を支払う必要があります。ところが事業を営んでいると、有利なロジックが摘要されます。1,000万円の売上があれば、そこから自動車にかかる経費などの費用を支払い、その後で税金がかかるのです。つまり1,000万円あっても自動車、オフィス用品としてのテレビ、電気代、書籍代、電話代、インターネット代諸々のお金を費用として計上し、例えば800万円かかったとすれば、残りの200万円を収入とみなし、そこに税金がかかってくるのです。

税金がかかる順序が変わるだけで、サラリーマンと事業主は数百万円税金に差が出てきます。私の場合はサラリーマンとしての安定収入と、不動産事業としての安定収入に加えて、事業主として経費を適切に計上することによって、かなりの得をしていると思います。不動産がある程度落ち着いたら、他の安定収入源を作っていきたいと思っています。ライフワークとして、ゴールがないので金持ちへの道は面白いですよね。