01
2010

ついに憧れのビルオーナーに!2

私はいつものように、馴染みの業者に「ビルがほしい、ビルがほしい」と連呼していました。毎週のようにマイソクを眺め、値段が高くて手が出ない状況にヤキモキしていたところ、ある日、都内に4階建ての鉄骨ビルの案件があったと聞きました。もうそれは買主がついており、まだ決定ではないが、融資の準備が進んでいるとのことでした。

その買主をつける前に先に紹介してくださいよ、と文句を言っておきました。なかなか財力のない人に優先的に物件が紹介されることはありません。融資の際に手間がかかるからです。その買主も、当然私よりも年収が高く、かなりの自己資金を用意できるということでした。金持ちにいい話が持ち込まれるとはこういうことなのかと痛感しました。

まあ、過ぎた話は仕方ないと思い、その業者さんにパソコンを教えたり、手伝いをしながら出入りをしていたある日、買主が購入を見送ったという情報をもらいました。聞けばもっと条件の良い物件を見つけたということでした。私はこれも縁と思い、ダメ元で業者に自分が購入したいという旨を告げ、協力を仰ぎました。