16
2010

賃貸営業の技術

物件を無事に購入し、もっとも肝心な経営の段階の話に入りますが、ここで一番出会う確率が高く、インパクトも大きいリスクは”空室”になると思います。属性が高く、それなりにいい物件を手に入れた方でも、結構空室に悩まされているケースが多いように見受けられますので、今回は賃貸営業の技術についてお話しします。

これは以前も少し触れたことがある話題なのですが、大家になると入居者からの視点を忘れてしまう人が非常に多いです。今までは借り主(買い手側)だったのですが、これからは貸し主(売り手側)の立場になるのです。多くの人が借り主として不動産と付き合ってきたにもかかわらず、なぜかどういう気持ちで入居希望者が物件を探しているかなどを考えないで条件設定をしてしまい、空室が続く方をよく見かけます

もっとも簡単な条件設定のコツは入居者側からの視点で条件を検討し、実際に不動産業者の店頭にライバル物件と共に並べて張り出された時、自分の物件が際だって見えるかどうかをよく考えるということです。周りが敷金1ヶ月、礼金1ヶ月なのに、自分の物件だけ敷2礼2の条件だったら、余程そこに住みたい人でない限り敬遠するのは目に見えていますね。