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2020
安い物件・おトクな物件の落とし穴
CATEGORY不動産投資目線で見た自宅論

まず、場所です。不動産は不動というだけあって、基本的には場所を買うものです。これは自宅だろうが投資だろうが、場所の良さというのは絶対です。設備や構造などは二の次です。人気のあるところであれば高いですが値段も下がらないですし、住民の質の良いところや行政が金満なところは、やはり価格は高いですがライフクオリティが上がり生活満足度が高くなることでしょう。
不動産に関わる多くの人が犯す最大の過ちポイントは、安い物件・おトクな物件を志向してしまうというところです。金額が大きいのでつい少しでも額の低いものをと思ってしまいますが、不動産はほぼ必ず「相場」で取引されています。一介の小規模顧客(ワンタイム顧客)である私達のところには、市場に出回っていない例外的に安くて良い物件というのは絶対まわってこないと思っておいた方が正しいです。
不動産は「安かろう悪かろう」の世界なので、これは安いな!と思った物件は、100%何かが「悪かろう」だと考えた方が良いです。高いものを買えと言っているわけではありませんが、いい物件は高くても売れるものなので、安い原因が明確で、それが自分にとって許容できるものあると確認できない限りは、不動産の安物は買わない方が賢明です。