26
2020

土地に「神様」のいるところを選べ

あと私が最近強く思っていることは、急激に人工的に作り上げた街は衰退も早いということです。昔のケースだと多摩ニュータウンなどの大手デベロッパーが山を造成して無理やり作り上げた住宅街は、新陳代謝がうまくいかず、住人の高齢化とともに一気に枯れていきました。これは住民の年齢層に多様性がないことと、一度出ていった子どもたちが戻ってくるほどの資産性もないところから、住人が死亡したらそのまま放置されてしまうことに起因します。

私がオススメするのは、昔から人が脈々と生活を営んでいるところで、生活インフラが十分に整っている利便性の高いところです。そういうところであれば、ある程度の新陳代謝が進みますし、どの世代にとっても住みやすい、つまり流動性が高いということです。売りやすいということも資産性の高さにつながります

近い話でいうと、土地に神様のいるところを選べというのもあります。これはただの概念でしかないのですが、埋立地や昔工場だったところなどは、そこには土地の神様がいないと言って、そういうところは生活(人の営み)が定着しないことがままあるように思います。あまり具体的には言いにくいですが、最近だと中央区や江東区のような超大型マンションが林立している地域などです。私達はロボットではないので、効率だけを求めた人工的な街や、最近増えているタワーマンションなどはどうしても生活が根付かないのではないかと考えます。要は「人間的に不自然な物件(過度に人工的な物件)は選んではいけない」ということです。そういうところは必ず衰退します。