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2021

法人ならプロパーローンを引けるという噂は本当か?

ネットに書かれている情報によると、「投資用不動産を法人で買って、その法人名義でプロパーローンを引くことでドンドン不動産を追加購入していくことができるので、法人なら規模の拡大ができる!」という話があるそうですが、結論から言うと、それはほぼ不可能です。私たちサラリーマンが設立する不動産保有目的のプチカンパニーの場合、あくまでも金融機関が与信対象とする相手は社長である私たち個人ですし、法人自体は稼ぐための事業を持たないプチカンパニーなのでほとんど与信力はありません。つまり法人の与信力を活用して融資を受けるということは基本的にできないのです。

不動産投資による賃貸経営収入は手堅い収入だと思うのですが、なぜかサラリーマンが副業としてやっている限り、銀行は事業収入であるとみなしてくれないようで、例えばサラリーマン年収が800万円で賃貸収入が200万円でも、合計1000万円の収入を持つ人という評価はしてくれません。税務署は1000万円分きっちりと課税するんですけどね。法人も然りで同様に200万円の賃貸収入だけのプチカンパニーは、与信力ありとは言えません。法人が借り入れをして物件購入した場合は債務超過状態なので与信力がないのは当たり前といえば当たり前です。

それでも実際にひとつの法人で複数の大型融資を引っぱることに成功しているといる話もネットを中心にチラホラと聞くことがあります。これは実際のところそもそもウソ話であるか、不動産経営以外に何か収益をあげている事業を持っていることかと思います。不動産投資業界は非常にウソが多い業界で、夢のあるウソ話を声高に語る人が多いところですので、話半分と思って情報収集するようにしてください